泉と恵 泉質主義
商品紹介開発秘話導入施設 トップ


開発秘話

 資生堂は、草津温泉旅館協同組合(群馬県吾妻郡草津町・市川捷次理事長)と共同で、草津温泉の泉質に適したオリジナルの浴室用化粧品4品(シャンプー・リンス・ボディーシャンプー・リンスインシャンプー)を開発しました。2006年4月から、子会社の資生堂アメニティグッズ株式会社を通じて、同組合に加盟している旅館・ホテル・ペンションなど123軒の入浴施設向け業務用商品(※)として販売を開始します。
  今回草津温泉と共同開発した商品は、ビジネスを通じた地域振興と顧客接点の拡大を目的に立ち上げた温泉郷専用ブランド「泉と恵」の第一弾です。今後は全国の温泉郷とも、その泉質や地域特性に即した商品を新たに共同開発し、「泉と恵」の名称で展開していく予定です。

  (※)業務用商品: 一般顧客に向けた小売用ではなく、ホテル・旅館や温浴施設などを対象にした容量の大きい商品です。

 日本三大名泉にも数えられている群馬県草津温泉では、草津温泉旅館協同組合が中心となり、2001年から「泉質主義」を標榜し集客に努めてきました。温泉水(硬水)でシャンプーなどを使う際には、水道水(日本では通常は軟水)での使用時に比べて泡立ちが抑制され、洗浄力や使用感が悪くなることが知られています。また、これ以外にも、浴室用化粧品に対する不満として、草津温泉旅館協同組合「女将の会」の中には、シャンプーなどの残香が浴室内の‘温泉らしい香り’(硫黄など)を消してしまい「温泉情緒に欠ける」という意見もありました。
  資生堂の子会社である資生堂アメニティグッズ株式会社では、2005年に「コンラッド東京」(東京都港区)の開業にあたり、共同でホテルのイメージにマッチしたオリジナルのアメニティ(シャンプー・リンスなど16品)を開発したほか2004年には「尾道」(広島県尾道市)、2005年には「竹原」(広島県竹原市)、2006年には「角館」(秋田県角館町)という名称で、特産物や花などの地域のイメージを香りで表現した「ご当地フレグランス」を開発、地元観光協会などを通じて販売し、地域振興の一翼を担ってきました。
  昨年、草津温泉旅館協同組合から当社に「温泉水でも泡立ちがよく、温泉らしい香りともなじみ、草津の泉質主義が引き立つオリジナルの浴室用化粧品」の開発要請がありました。本件は地域振興への貢献のみならず、当社グループとお客さまとの接点拡大にも繋がることから、資生堂アメニティグッズが企画を担当し、草津温泉の魅力を最大限に引き出す商品を開発しました。
 開発にあたっては、草津温泉の「泉質主義」と、資生堂の「品質本位主義」の両立を第一義として、草津の泉質を際立たせるよう配慮すると同時に、草津温泉・資生堂双方が、お客さまの満足度アップと新顧客の創造を図る商品設計としました。肌の老廃物や角質の除去に有用とされる良質な泉質に対応し、角質が落ちた後の肌をやさしくケアすべく全品に保湿効果に優れる植物成分を配合したほか、泡立ちが抑制される泉質に配慮し、シャンプー、ボディーシャンプーの発泡力を強化。さらに、草津温泉の特長である硫黄の香りとマッチングする柔らかな香料を採用しつつも無残香性とし、浴室内の‘温泉らしい香り’を保つ設計にしています。


リンクについて Copyright(c) 2000 草津温泉旅館協同組合. All Rights Reserved.